2012年9月8日 宮城学院女子大学にて第5回日本臨床栄養師会研修会が開催されました。
今回のコーディネーター 宮城学院女子大学の鎌田由香さんの進行で、渡邉会長の挨拶、西宮副会長の当会の紹介に続き、奥羽大学 薬学部 倉本 敬二先生に講演いただきました。
テーマは「水・電解質について」でした。生体にとって重要なことですが、これらについては苦手とする臨床栄養師は多いのではないでしょうか。
講演内容は「輸液療法に対するイメージ獲得」を目的として、体液、浸透圧といった基本的知識から始まり、実際に電卓を使用して輸液中のナトリウム量を算出したり、輸液処方の意図を察する方法等を学びました。
輸液でも製薬会社が違うと微妙に異なる点がある等、驚きの話もありながら、あっという間の3時間でした。
普段は医師や薬剤師に任せている輸液管理も、今回の講義で「こういう理由でこの輸液が処方されているのか」とイメージがつかめたのではないでしょうか。
今回も充実した内容の講義でした。さらに今後このテーマを発展させ「病態別での輸液管理等についても学びたい」という声もありましたので、今後研修に組んでいけたらと考えております。
(以上 文責:広報 古賀奈保子)